大連続狩猟2日目〜Buono!ガチンコでいこう！発売記念イベント〜

前日のマコパシイベのほわーっとした
あの独特な、浮世離れした時間の流れから
一気に現実、いやヲタ的現実に戻された2日目
ホテルでしゅごキャラを見てアキバ経由で品川へ
アキバへは何しにって？
そりゃまあ、アキバの空気を吸いに、ですね
えぇ、根っからのヲタなんで
まあ、BLEACHに例えて言うなら
虚圏の方が現世より滅却師的に調子がいい、みたいな
そんな感じです
大気中のヲタ子密度が高いから元気になる、みたいな
はい、余計にわかんなくなりましたね

で、品川に到着
いつもステラボールに来たときは
即グッズ列に並ぶ
→映画や水族館に来たリア充カップルの視線に2時間晒される
→グッズを買う
→ベリなら茉麻、℃-uteなら梅さん、Buono!なら桃子
→orz
→orzで入場列に早めに並ぶ
→14列前後（全部で15列)、しかも端から一桁番目
→orzorzorz
のパターンと決まってたので
敢えて今回は今までとは違う行動パターンで挑んだわけです
まあ、アキバに行ったのもその一環で
いつもなら開場よりずいぶん早めに会場に到着していたのを
アキバで時間を潰して
敢えて開場後に並ぶ、という作戦だったわけで

その甲斐あってか…遂に来ました
あの呪われしキューティークイーンVol.1イベで初めて来て
7回目の抽選にて初めての一桁
ってか、D列！
6列目ですよ、6列目
もう目の前にはかっぱ様で雅ちゃんで桃魔王ですよ!!!
やはり縁起を担ぐって重要ですよね
…とか思ってたら…

えーっと、品川ステラボールってのはライブハウスで
ライブハウスってのは一般的にはホールより小さなつくりになっておりまして
故に横の席数も少なくなっているわけです
例えば東京厚生年金会館で大体60席前後
それに対して日本最大級のライブハウスである
ZeppTokyoですら椅子を出すときは最大で大体50席程度となっております
で、この品川ステラボールの横の席数はと言うと…
60席
20席 x 3という大変分かり易い椅子の並べ方で60席です
えぇ、奥行きが取れなかったので仕方なく横を長くしてみました、感たっぷりです
中に入ればよくわかりますが
本当に奥行きはありません
前述通り15列です
で、何が起こるかというと…
『見かけ上の良席』
つまり前後のレベルでは前に近い良席に見えて
実は非常に端っこの方で
どうしようもない、と
そんな席が一杯あるのがこのホールなんですがね…

今回の抽選の結果『D列60番』

実際、中に入ってイベントに参加してつくづく気付かされました
ライブとかのパフォーマンスってのは放射状に広がるもんだ、と
図にするとこんな感じ

横を見てると
ホント綺麗に線が引っ張られたかのように
楽しんでいる人とそうじゃない人に分かれていました
まるで雨が降っているところと降っていないところの境界線を見ているような
そんな気分に1回目のイベントは終わりました

そして2回目の抽選
ある意味で最後列最端よりも酷い席を引いたものの
一応6列は6列
このホールの造りがおかしいのであって
普通なら良席だったはず
と、いうことで再び縁起担ぎで開場してから入場列に並んでみると…

SB列23番

一瞬、何処か分かりませんでした
確かステラボールはM列までしかないはず
そう、MとかLとかが指定席だったはずなのに
それがSB？
SBってことはあれか？
R列の後ろ？
それって2階？
いや、2階なら2階って書いてあるはず
ってことは…あれか？
あのA列より前に何故かある伝説の2列のうちの1列
それを引いてしまった？？？

茫然自失のままチケに書かれている席を探すと
確かに2列目通路から数えて3番目に
SB列23番という席がありました
そう、間違いなく2列目です
2列目でしかも…

間違いなくかっぱ様正面です

Buono!の場合、ガチンコでいこう！、れでぃぱんさぁでは
嗣さんがセンターで雅ちゃんが右
それ以外の曲では雅ちゃんがセンター
嗣さんが右でありますが
かっぱ様だけずっと左なんです
どの曲でも基本、左なんです
そう、故にかっぱ教団はスタンディングのライブでは
必死に左ブロック最前を目指すのです
西宮神社の福男選びの如く
必死に其処を目指すのです
その位置に！
僕は労せずしてたどり着いてしまったのです
（厳密には違うけど）

もうね…凄かったデスよ？
かっぱ様が僕の正面で歌い、踊ってくださるんです
かっぱ様が僕の真正面で
ガチンコでいったり
わがままれでぃぱんさぁだったり…
あ、そういえばセットリストを書いてなかったや
１．ガチンコでいこう！
２．れでぃぱんさぁ
３．MC（＝あいうえお作文をやって優勝者（：ヲタの拍手で決まる）がその後を仕切る）
４．Kiss!Kiss!Kiss!
５．じゃなきゃもったいない
６．恋愛ライダー
そんでもってこの２回目ではあいうえお作文でかっぱ様が優勝
僕が２列目を引いた回でかっぱ様が優勝だったんです
もうKiss!Kiss!Kiss!では無我夢中でした
世界は僕とかっぱ様しかいない、そんな感じで跳んでました
そして…じゃなきゃもったいない
この曲で事件がおきました
いや、別に何ってことはなくて
何かステージ上で事故とかそんなんじゃなくて
僕の頭の中が事故を起こしたんです
じゃなきゃもったいなの２番のサビ
スベってもいいでしょ　ね!?そうでしょ？
その部分で思いっきり目があったんです
いや、それどころか指を指されたんです
かっぱ様に
えぇ、勘違いだとお笑いでしょう
僕も今にして思えばそうだと思いますよ
えぇ、あの会場中隈なく存在する我等教徒へ
分け隔てなく慈愛を込めたまなざしを贈られるかっぱ様が
そんな２列目正面(ちなみにその前の奴は重症桃毒患者）に視線を落とされるなんて…
そうだと思いますがね
でもね、あの時は…そう、あの瞬間、僕は出家しそうに
いや、出家していました
そう、あの尊い存在に少しでも
数μｍでも近付きたい
そのためなら何でもできる
そう心から思いました
最後の恋愛ライダー
いつもならつい癖で雅ちゃんをしてしまうのが

このときは自然と頭上にある架空のゴーグルを触ってました

かっぱ様２列真正面というあまりのことに既に放心状態で臨んだ握手会
前二人とは何を喋ったか
いや、それどころか握手したのかどうかすらよくわからないまま
かっぱ様の目の前に引き摺り出された僕を見たかっぱ様
その時のかっぱ様のご尊顔は未だに忘れられません

その時のかっぱ様は
まるでツチノコやかっぱなど
珍妙な生物を見たかのような
そんな好奇心溢れる眼差しで僕を眺めてらっしゃいました
それはさっきまで２列正面で元気に跳んでいたのが
じゃなきゃもったいないで指差された瞬間に硬直した生物を覚えてらしたのか
それとも桃大魔王にも雅ちゃんにも興味なく放心していたことか
何に対して好奇心が刺激されたのか分かりませんが
『この生き物、面白い』
そう思ってあの眼を真ん丸にして僕をしげしげと眺めていたかっぱ様
そんなかっぱ様の表情を見て僕は凄く満足をしました
一言で言うなら『勝った！』
そんな感じでした
何故満足なのか、何故勝った、と思ったのか
自分でもよくわかりませんが
そんな感じで僕の品川ステラボールS列は幕を閉じました

外に出てフッと思ったんです
これは今までのはかっぱ様が仕組んだ罠だったんじゃないか？と
僕は品川ステラボールでクソ席を引き続けるのは
てっきり、あの子の呪縛だと思ってました
あの子が、僕が他の子を好きにならないように、と呪いを掛けた
てっきりそうだと思ってました
でも…実はそうじゃなくて
あの日、いるわけのないあの子のために赤のメグミルクTシャツを着た
迷える子羊を見たかっぱ様は
余りに哀れに思い救いの手を差し伸べようとしました
が、あの日、あの時点で
あの子をステージの女王と崇め奉り仕えてきた人間が
そんな救いの手に気付くわけもなく
そこでかっぱ様が考えた手段
それは品川ステラボールに限り約２年、徹底的にクソ席を引かせる
→めぐぅの呪いじゃあもうステラボールはいやじゃあ
→今日、ダメならステラボールなんか二度と来るか！
→SB列かっぱ様真正面
→かっぱ様こそ救いの神じゃあ！
→俺は雅ヲタをやめるぞ！ジョジョーッ！！
→最高に『ハイ！』ってやつだアアアアア！アハハハハハハハハハーッ！！
しかし僕は気付いてしまったんです
これは教団の罠だ、と
かっぱ様のハニーとラップだと
ここで敢えて罠に掛かって出家する
そんな選択肢も僕にはありました
ありましたが…
敢えて僕は在家でいよう
在家信者としてかっぱ様を崇めつつ
雅ちゃんの応援し
佐紀ちゃんの靴下を脱がしてあげたいと主張し続けよう
そう決心し３回目に臨んだら…
案の定、指定席のL列左端が来ました
しかも前のヲタが身長１８０cmを超えるエアベース弾きで
丁度僕が雅ちゃんを見ようとすると
雅ちゃんをすっぽり隠しやがって
強制的にかっぱ様しか見れませんでした
でも…でも僕はかっぱ様の罠にも引っ掛からず
雅ちゃんこそ…雅ちゃんこそ…
そう思ってこの日を終えることが出来たのでした…
そう、そんなかっぱ様の罠より性質の悪いものがこの世に存在するとも知らず…