大連続狩猟3日目〜ベリコレ! in 群馬県民会館〜

友人宅で衝撃的なものを見て
今日のかっぱ様のハニーとトラップにも掛からずに無事でいた自分
そんな自分はもうヲタも長くないんだろうなあ
そんなことを思いながら
一路、高崎線で北へ北へと向かいました
余りに時間が掛かるのと
今日で帰るというのにPasmoチャージが残っていたので
ちょっと贅沢にグリーン車なんて乗ってみたり
で、半寝半モンハン状態で高崎に到着



さ…寒い!!!



ここは東北か!?と思うくらい
何ていうか関東っぽくなくて
あ、この関東っぽいってのは日関東人の関東的イメージで
まあ、関東って名乗っていいのは大宮までだな、と
勝手に思った次第
で、両毛線に乗り換えバスに揺られてやっと到着
友人宅を出てから約4時間
ようやく前橋県民会館に到着したわけですが
このバスってのが厄介で
バス停が『県民会館前』ってなってたんで
あー降りたら目の前、県民会館かー…と思いきや
降りた目の前に標識があって
『県民会館200m』と書いてありました
『前』の範囲が200m…
で、県庁所在地とか言ってる…orz



やることないのでグッズ列に並んでみる
運試しにこの日から出たトレポ2枚
友理奈梨沙子
→即、引き取り手確定、みたいな感じで…



そんなこんなで入場
まあ、何で前橋くんだりまで来たって
そりゃ前橋がもともと千秋楽っぽく発表されて
とりあえず千秋楽前の昼チケって
需要の割りに供給が無いよねー
ってわけで昼夜申し込んで昼だけ当たった、と
でも、実は千秋楽じゃなくて
で、日曜日に前橋でコンサートとかされても遠征組これないじゃん、千秋楽でもないのに
な、感じで売るに売れずに
かと言って絶対入るよバカっ!みたいな超良席でもなくて(9列23番)
まあ、向こうに行ってから行くか行かないか決めよう
なんて思ってたら
前日、僕の目の前でエアベースをして雅ちゃんを見せてくれなかった人が
千秋楽だと思い込んでダ○屋みたいにチケを溜め込んでいて
じゃあ夜も入ろう、となって行く事になって…



で、9列23番のちょい良席で見ていたわけですが
(今回のチケで一番の良席だった)




…凄かった!




いや、確かに今回のコンサートは過去最高に賛否両論なベリ単独コンだとは思うんですが
僕は今までのような世界観とか季節とか
そういったものを無視して
基本的に歌とダンスで勝負する今回のスタイルを凄く気に入っていて
僕にとっては素晴らしいベリコンだ、と
まあ、ジンギスカンやモンキーダンスですら
圧倒的なパフォーマンスで押し切ってしまえる今ののBerryz工房ならば
ある意味これくらいは当然、とは思ってましたが
それにしても期待してその通り、いや、それ以上のものを持ってくる
そんな現在のBerryz工房のパフォーマンスが遺憾なく発揮されている今回のベリコレ!
これが凄いのは当たり前です
ですが…そんなんじゃないのです
もう前週の神戸をも軽く上回るパフォーマンスで僕等を圧倒する彼女達がそこにはいました





そして…僕は一人の少女から眼が離せなくなった自分に気付きました



確かにコンサート中はいつも一人の少女を眼で追いかけてました
言うまでもなく夏焼雅その人です
Buono!や合同紺で
かっぱ様と雅ちゃんが同時にステージに上がっていても
気が付いたら雅ちゃんばかり見ていて
だから僕は雅ちゃんこそが一推しだ、と
そう主張し続けておりました
そして出家せずに在家信者として留まれたんです



Happya!Stand Upから違和感がありました
この指とまれでも違和感は拭い去れませんでした
ガキ大将のとき、その違和感は違和感と言うにはあまりに大きくなっていました
言うならばスタメン落ち程度だったものが
DLリスト入りするくらいにまで、ですかね



そして決定的なものを感じたのは…





バカにしないで





この曲は菅谷梨沙子熊井友理奈夏焼雅清水佐紀
この4人により歌われる所謂カッコいい系の曲
つまり夏焼雅の最も魅せ場となる曲であり
夏焼ヲタなら当然、雅ちゃんの歌に、ダンスに
そしてあの何をさせても決まってしまう天性の格好よさ酔いしれる
そうあるべきだと思うんです
楽曲内の一番の魅せ場は
梨沙子の間奏明けソロが終わり
観客が一瞬息を呑み起こる静寂
その静寂を打ち破る『あ〜なたは』の一声
あそここそ夏焼雅の真骨頂…





なのにどうして





なのにどうしてそんな雅ちゃんの魅せ場の曲で
別の子しか見てないんだろう





なのにどうして





その子の曲の最後のソロの輪唱部分
そこでゾクゾクして身悶えているんだろう
その子のコーラスでゾクゾクして失神しそうになっているんだろう





嗚呼…そうか…





僕の一推しは…もう雅ちゃんじゃないんだ…
確かに薄々気付いていたんです
今回のコンサートの一番の見所は
バカにしないで〜Ah Merry-go-roundだと言ってる時点で
いや、それどころか今回のコンサート
東京から往復5k使ってわざわざ群馬まで行ってる時点で
もし雅ちゃんで満足できるなら
前の日のBuono!だと雅ちゃんは全体の1/3だし
握手もあったし
大体、雅ちゃんなら何かと逢える機会も多いし
だから群馬なんて行く必要なかったはずなんです
なのに僕は群馬まで
バカにしないで〜Ah Merry-go-roundを見に行ってる





でもね、でも恋の呪縛では考え直しましたよ?
だってね、こちとら夏焼ヲタ4年ですよ、4年
麻琴も市井ちゃんも抜いて最長ですよ?
途中、色々あったけど
けど、何だかんだでずっと雅ちゃんでしたよ?
だからね、そう簡単にその座を譲ってたまるか、と
僕の中の夏焼ヲタが叫ぶんですよ
で、呪縛なんてやっぱり体に染み付いちゃったのか
雅ちゃんの動きでしたよ





そんなこんなで僕の心のやらかい場所での闘争はコンサート終焉にまでもつれ込みました
アンコール、暗闇のステージに浮かび上がる7人の少女の影
『BE』が始まりました





『BE』は見る曲ではなく聴く曲です
なので僕はコンサート中にも関わらずよく目を瞑ります
そうして耳からの情報のみに神経を研ぎ澄ますのです
この日も例外ではなく
僕は目を瞑ってBerryz工房の歌声に酔いしれておりました
つんく♂Pはこの曲でのライナーノーツにて
『でも、そのまだ未完成なところがこのBerryz工房の良さ』
など無責任なことを仰ってますがw
まあ、確かにそれはそうで
一糸乱れぬ完全な歌唱とは言い難いです
しかし、2004年3月3日からずっと追っかけ続けた身からすれば
もうこんなところまで来たんだ、と
彼女達の歩んできた道のりの長さを感じ
そして未だ彼女達の前に続く長い長い道のりを感じさせてくれる
そんな道しるべのような曲で
僕は凄い好きなんです




そんなBEのとき
フッと目を開けると
目の前にあの子がいました
メンバー7人の左端(彼女達的に右端)に
そして僕の真正面で、ちなみに僕の目線と同じ高さでした




そこに座り
休んだままならば
勇気が湧くのですか
大きくなれるかな





僕が一番好きな歌詞のところで
偶然にも彼女は僕の目の前にいました
そして…





君がいつか
あの子の居る場所に
たどり着いたその時
本当のぬくもりに出会う時





その『君』のとき
彼女は僕を指したのです
僕はその瞬間
涙が溢れてきました
そしてそれを拭う事もなく
真正面にいる彼女を見続けました
瞬きも忘れ流れ落ちる涙も汗も忘れ
彼女を見続けました
そして僕が涙を流してるとき
彼女は僕の方を見てニコリとしたんです
そう、赤い夏焼Tシャツを着ている夏焼ヲタを篭絡した瞬間の彼女の顔
それは僕にとってとても忘れ得ないものとなりました





…分かってます
えぇ、分かってますとも
全ては僕の勘違いだと
そんないちいちヲタなんて見てないし
9列目のヲタが涙を流しているかどうかどころか
9列目のヲタが夏焼ヲタかどうかすら分かってないって
それくらい分かってます





でもね、そう見えたんです
そう見えてしまったんだから仕方ないじゃないですか
で、僕は悟ったんです





『BE』で歌われている『あの子』
これは…彼女のことではないか?
彼女こそ、この『あの子』なのだ
そう、彼女にたどり着いたとき
それこそが僕のゴールなのだ、と
全てを知り
そして本当のぬくもりに出会う時なのだ、と
そう悟ってしまったのです





彼女が『BE』の最後で
手を目一杯
そう、本当に小さな手を目一杯に広げ
その手を挙げ
そして空を掴むとき
僕はジッとその手を見つめていました
本当に小さな手で
でも、最後の最後でその手がカメラで抜かれることを知っているのでしょう
本当に全てを掴まんとばかりにギュッと手を広げ
そして掴むその様を見て僕は彼女の生き様を垣間見せられたような
ホンの数秒で彼女の人生の縮図を見せられた様な思いでした
小さな手を目一杯必死に広げ
そして手に入るものなら何でも手に入れよう
そんな彼女の生き様を見せられたようで
僕はまた泣いてしまいました
彼女の強さに…





もう誰のことか書かなくても皆さん、お気付きとは思います
そう、彼女の名は清水佐紀
Berryz工房最軽量にして最年長
そして…僕等が大好きなBerryz工房のキャプテン





あの小さな手で
目一杯何かを掴もうとするあの手を見て
そんな佐紀ちゃんが僕はどうしようもなく好きになってしまいました
そして…もうこれ以上嘘はつけない
雅ちゃんのことが好きだから
大好きだからこそ嘘を付かずに自分でもハッキリさせよう
そう思って終演後、僕は物販で買いました
清水佐紀ソロTシャツを





夜公演は人生初の清水佐紀ソロTシャツでの公演でした
またこの夜公演は本当に素晴らしい公演で
大体にして客のノリが素晴らしい
日曜日の18時に前橋で始まるBerryz工房のコンサートに来ている連中です
基本、明日のことは考えちゃいません
そう、ここには既に猛者しか存在し得ないのです
終われば20時を回ります
高崎ならいざ知らず前橋で20時を回る
それは半端なく危険です
東京駅に帰り着くのは22時を回ります
タイミング次第では23時過ぎです
しかもこれは会場前でグダグダ喋らず
終演後、さっさと行動したとして、です
そんな環境下においても
それでも尚、Berryz工房が見たい
そう思う奴等ばっかりです
そりゃ確かに空席はそれなりにあったかも知れません
ちなみに僕の横3席は空席で
連番者と二人で5席使ってゆったり楽しませていただきました
しかしそれを補って余りあるハイテンションで
しかも彼女達の来週は韓国でのステージで
とりあえず日本での最後の仕事とあって
そのハイテンションにしっかりと応える素晴らしいパフォーマンスで
本当に本当に最高の公演となりました
僕は帰りのバスの関係もあって『BE』が終わるや否やそそくさと席を立ちましたが
本当に素晴らしくて
帰れなくてもいいからいつまでも終わって欲しくない
そう素直に思ってしまうコンサートでした





3日間、関東で現場が続きました
1推し、2推し、3推しの
夏焼雅鈴木愛理小川麻琴と握手までしたのに
結局一番素敵だったのが
実はそれまで4推しであったはずの、握手もしていない清水佐紀がイキナリ首位に立ち
そしてパシフィックヘブンやCD発売記念イベントのような
所謂選ばれた人間によるイベントでなく
誰しもがこれるコンサート
それこそが最も楽しかった、という
分かったような分かんないような
そんな3日間でありました
が、これだけは確実に言えます
僕の一推しは清水佐紀ちゃんである、ということ
そしてこの2008年9月28日の群馬の公演をい忘れることはない、ということを…





そんなわけで明日からは
かっぱ教徒(在家)の佐紀ヲタが
佐紀ちゃんの靴下を脱がせて上げる日までの日記を書くことにします