KAN 弾き語りばったり#7 ウルトラタブン

そんなわけで2007年春以来のKAN現場のお話
本来なら2月に神戸でのBAND LIVE TOURに行ってたはずだったんですが
ちょうどBuono!恋愛ライダー福岡イベ前日だったんで
自重したわけで
ま、結局風邪で福岡も行けなかった、というオチですがw




会場は京都市北文化会館
400人程度の小ホール
ホール評論家的感想としては
ここでBuono!イベをやったら
Kiss!x3でホールは全壊します、ということ
それくらい床がヤワで…
ま、弾き語りツアーならば何の問題もないですが




本編の感想は…
ま、どうしようもなくいつも通り
歌は上手いし、ピアノも凄い
いつも思うのはピアノって楽器は本当に無限の可能性がある楽器だ、ということで
あれほど弾き方一つで劇的に変わる楽器って他のあるのかな?と思った次第
同一人物が弾いていて僕のような素人が聴いてもそう思うんだから
別人が弾いたのを聴き比べたらもはや別の楽器なんだろうなあ…
あと、新発見、ってか、言われて初めて気付いたのは
KANの『Regrets』がBilly Joelの『Allentown』が元になっていること
会場で『Allentown』→『Regrets』の順番で演奏されたけど
これはピアノの弾き方をそう意識付けて弾いてたから似てるだけじゃね?
と思って家に帰ってiTunesで聴き比べたら…
あー確かにそうかもなー
(そうかももへったくれもなく、作った本人が言ってんだからそうなんだけどw)
そんな感じで
まあ、『牛乳飲んでギュー』と『Baby Grand』ほどの相同性はないよねー」
つーか、牛乳飲んでギューはそのまんまBaby Grandだもんなー…
兎に角、今回のコンサートそのものは
いつものようにトークはいつも通り
シュールでエスプリを利かせつつウィットに富んだ
何処まで本気で何処までテキトーかわからない
脱力お笑いトーク
演奏も前に書いた通り、流石だな、と






で、いつも思うことが一つ
今回のコンサート
PA絡みの席が約20席潰され
大体380人程度だったんですがね
これが殆ど女の人ばっかりで…
一回、聞いてみたいんですが
彼女達は一体、何しに来るんですかね?
いや、KANの曲ってのは基本
ちょっと弱気な至って普通の
そう至って普通の
絶対ときめきメモリアルGirl's Sideには出てきそうにない
そんな男の恋愛感がベースになってると思うんです
大体、イメージとしては
バブル期よりちょっと前くらいに大学時代を過ごした
標準的な男性像、とでも言いましょうか
そんな感じの男性像で
平成の今の時代ならば半分は非モテになるな、と
そんな風に思ってしまうような
そんな男の昭和後期的恋愛感
それがKANの世界観なわけですよ
だからノルウェイの森を読んで育った僕のような人間には
ピタッと来るんですがね
そりゃそうですが
(まあ、ノルウェイの森を読んで育った時点で
 平成の時代における僕の負けは決まっていたわけで…
 って、ほっとけ!!!!!)
でも、現在のKANの支持者の殆どは女性
あれ?って感じ
いやね、確かに我々オッサンに
Berryz工房の世界観とかは共感出来ないですよ?
そりゃね、
『思春期前半の女の子の疾走感溢れる恋愛感』
とか、共感できる部分なんて何処にもありはしません
でもね、それは共感は出来ないけど
それを知りたい、いや、知りたかった、と
過去に味わってもう一度味わいたい
もしくは、多分、こっちが圧倒的多数でしょうが
過去に味わえなかったあの世界を味わいたい、と
だからその世界観に必死になるんですよね
そう、思春期前半の上手く言えないけど何か綺麗な
あの頃の恋愛を再履修したい
ホントは出来ないんだけど
たとえ40手前のオッサンの脳内から湧き出たものであっても
それを歌ってるのがちょうどその年代の子達だから
だからあれほど必死になれる、と
千奈美に言うと
だからこそ夏焼なり村上なりの話ってのは重要視されちゃうんですよね
つーか、もうコンセプトにそぐわないんだ、と
だから合コンを最後に一回再編して
コンセプトも変更して
ヤな奴はヲタ辞めろ
そうじゃなければついて来い、とすべきだったんでしょうがね
ま、ハロー!の現状でそれはとても出来ないしねぇ…





話はそれましたが
で、KANの世界観
これを何故女性が求めるか?
え?世界観を求めてるわけじゃない?
いやいや、そりゃジャニーズならばそうでしょうね
でもね、前で歌ってるのは
45歳のおっさんですよ?
そりゃ歌もピアノも上手いけど
けど、45歳のおっさん(既婚者)ですよ?
いや、歌声がスキ、とかピアノの弾き方がスキ、とかもあるでしょうが
それならそれで、男ももっと来ていいと思うんですがね
となるとやっぱ世界観?
で、僕らがBerryz工房の世界観に求めるような
そんなKAN的世界観をごく一部とは言え女性が求める?
うーん…それもなんだかなー






まあ、ややこしいことを書きましたが
何で女性ばっかりKANのコンサートに来るのか?
それがやっぱり解からない、という話






あと、もう一つは腹が立った話
先ほども言いましたが
KANのライブの楽しみといえば
楽曲もさることながらそのトークなんですよ
そう、トークも歌並み
いや、代わり映えするする分、歌以上に楽しい(←×
トークなんですが
そのトーク時に
オチを言う前に笑う奴がいるんですよ
何?45歳の普通のオッサンがしゃべるだけでそんなに面白いか?
つーか、それじゃネタ、関係ないやん!
ネタで笑えよ!ネタで!!!
そこは笑うとこちゃうやろっ!!!
と、ホンマにキレそうになりました
いやね、中には前に行われたツアーに参戦して
で、その時のオチを思い出し笑いをした、とかもあるかもしれませんが
それにしてもですよ
ちょっとこれは勘弁して欲しいなあ、と






あーあともう一個思ったことは
何故、Berryz工房℃-uteでは遠征してまで見ようとして
KANでは遠征しないか?
いや、別にしてもいいとは思うんですけどね
昨日、聴いていて思ったのは
結局のところ、KANの場合
基本、何処に行っても同じような質のライブ
同じような質の歌にトークが味わえる
それに対してベリキューの場合
未熟ゆえに何処に行くかで全然レベルが違ってたりするわけで
何かと事故も多いし…
特にね、僕が雅ちゃんヲタだから、ってのもあると思うんですよ
過去、あれほどまでに出来が不安定なエースは果たしていたか?
そう思うくらい出来が不安定で
またね、これが失敗ばっかりの方向に不安定ならいいようなもんの
雅ちゃんの場合
100点満点で1000点くらい取るときもあるし
それを聴き逃したりすると死にたくなるまであるわけで
そういうわけでついつい全国津々浦々状況が許す限り
雅ちゃんが歌うところを見よう、と
そうなるわけで…
だから今回の弾き語りばったりをもう一回見たいか?と言われたら
費用対効果を考えると『別に…』となるわけで
逆に言うと一発で満足出来た、とも言えるわけで
それに対して雅ちゃんはなかなか満足出来るのを見せてくれないんで
ついつい…
あ、かっぱ様の場合は…
あの人は宗教性求心力なんで
そんな宗教性求心力の前に理性とか経済性なんてものは
まったく持って意味を成さないわけで…







まあ、そんな感じのことを思ったKANのコンサートでありました
さて、それではかっぱ様の法会のために
これから天満橋に向かいます
会場でお会いできる方、よろしくお願いします