松浦亜弥コンサートツアー2008春 『AYA The Witch』

そんなわけで
松浦亜弥コンサートツアー2008春 『AYA The Witch』の
大阪公演に行って参りましたので
そのお話でも書こうかと思います。




あややソロコンを最後に行ったのは
手元のチケット半券によりますと
2003年12月7日(日) 名古屋国際会議場センチュリーホールで行われた
松浦亜弥コンサートツアー2003秋『あややヒットパレード
当時、修了を控えたM2の僕は
5年の年月を経て
一応、研究員としてサラリーマンをやっているものの
相変わらずヲタで(泣)
しかも年間50公演以上出かける様な人間になって
東京へも毎月1回は行かないと落ち着かないような人間になってしまって…
まあ、ヲタとして進化した、というより
順調にヒトとして退化したわけですが
松浦亜弥の5年はどうだったんだろう?
あのアイドルとして絶頂期にあった17歳松浦亜弥
この5年でどうなったんだろう?
それが知りたくて
松浦亜弥の5年間を見たくて出かけて行きました。




いやあ…一言目はズルい!でした
何がって、松浦ヲタはズルい!
こんな楽しいものを隠してたなんて
(いや、別に隠してないし)
とにかく、楽しい!素晴らしい!!
歌、演出、MC
何をとっても素晴らしい、の一言に尽きる
首を傾げたくなるようなことが一つや二つじゃ収まらないのが常識になりつつある
昨今のハロー系のコンサートにおいて
ここまで完成されたコンサートを見せて頂けるとは…
奇跡の香りダンス。やThe 美学、ドッキドキ!LOVEメールなど
知ってる曲で楽しめるのは当然としても
ソウルメイトや女 Day By Day、ダブルレインボーといった
全然知らないアルバム曲でも充分に楽しませてくれる
(アルバムを事前に聴かず、ついさっき、iTunesでDLして曲名と曲がやっと一致しました)
いやね、正直、別に最前線あややヲタどころか
何しろソロコン5年ぶり、最新アルバム聴いて来なかったような人間なんで
アルバムとかやられたらお手上げだなー
でも、昔の曲とかあるよね
最悪、その辺だけでも楽しめるもんね、くらいしか思ってませんでしたが
いやはや、松浦さん、ゴメンナサイ、ですよ
盛り上がる曲は盛り上がり
聴かせる曲は聴かせる
それが過去の、ハロヲタなら誰でも知っている名曲であっても
最新アルバムからの曲であっても
同様にそうさせる
そんな松浦亜弥は凄い、と
松浦亜弥は本物だ!
そう痛感させられました





そのアイドル的言動に全くのブレがなかった松浦亜弥
そんな彼女に付けられた渾名は『アイドルサイボーグ』
その分かり易いキャラクター故に
CM等引っ張りダコだった松浦亜弥
あれから5年
CMの本数は減りました
CDの売り上げは減りました
世間的に見ればもはやピークを過ぎた過去の人
それが今の松浦亜弥だと思います
確かに、僕もそんな風に思った一人でした
しかしそうじゃない
全然そうじゃない
松浦亜弥はこの5年で信じられないほど進化し、
有り得ないほど魅力をつけていたのです
ピークを超えた?過去の人??
何を言ってるんだ!
5年前のアイドルサイボーグの小娘に比べて
今、ステージに立ってい21歳の松浦亜弥の魅力的なこと
確かに昔の奇跡の香りダンス。は素敵でした
大好きでした
当時、久しぶりに僕の好きなあややらしい曲だなーと思って必死にフラゲしたもんでした
…が!
昨日、僕の見た奇跡の香りダンス。は正に名の通り『奇跡』そのものでした
もうバンドによるイントロの演奏が始まった瞬間から鳥肌が立ちました
今の、僕の目の前に立っている21歳松浦亜弥が歌う奇跡の香りダンス。が聴ける
その期待だけで鳥肌が立ちました
そしてその期待を遥かに上回るものを松浦亜弥は魅せてくれたのです…





この競争が異様に激しいこの業界において5年生き残る
それだけでも充分誇れることだと思います
これほどまでに弱肉強食の世界は今の日本においてないであろう、そんな業界
数打ちゃあたる、と言わんばかりに玉石混交状態でデビューし
時間の経過とともに各自の才能不足、努力不足、経年劣化などにより淘汰されていき
あるものは実力に問題がなくとも事故により淘汰されていき…
そうやって時間という魔物との戦いだけでも充分評価されるべきだと思うんです
5年生き残れなかったものはダメ、というものでもないんです
一瞬でも輝ければそれはそれで素晴らしい
そういうものだとも思うんです
ただ、5年生き残った人間
それはもうはっきりと『強者』である、と
そう思うんです
そして生き残るだけには飽き足らず
アイドルサイボーグからアーティストへと変身を遂げた松浦亜弥
その強者の中の強者だ、と
そう思ったんです





そして…この時間との戦いに敗れたあの子は…
やっぱり何か弱かったんだろう、と
才能に関しては問題は何一つありませんでした
其処に関しては鈴木だろうと菅谷だろうと
誰とも引けをとらない
そう信じてました
そして…それ故に僕は
あの子は5年後を…とてもとても素敵な未来を魅せてくれる
そう信じておりました
が…今にして思えば彼女は弱かった
何が弱かったかは今でも分かりませんが
ただ、松浦亜弥が持つ強さ
それは彼女は持ち合わせていなかった
故に敗れた
今の松浦亜弥を見て納得しました
彼女は弱いから敗れたんだ、と





今、5年前の松浦亜弥とちょうど同じ年齢に
一人の少女がいます
あの頃の松浦亜弥と同様
その言動のブレのなさ故に付いた渾名は『プロ』
その『プロ』は…どうなんでしょう?
僕達に5年後を魅せてくれるのでしょうか?
才覚には問題はありません
充分、戦える才覚はあると思います
ただ…それだけでは生きていけないのがこの世界
それだけで生きていけるならあの子はここにいて
僕はキューティーホワイトではなく
キューティーブラックのTシャツを着ていたはずだから…
それはさておき
5年後、嗣永桃子はどうなっているのか?
ステージに立っているのか?
立っていないのか?
あややのように進化しているのか?
それとも時間との戦いで一杯一杯なのか?
それとも…あの松浦亜弥を上回る進化を遂げているのか?
今日のステージを見る限り
楽しみでしょうがありません





あと今日のステージを見て思った話としては…
Buono!Berryz工房℃-uteもまだまだだなあ、と
正直、合コンを見て何だか飽和した感があったように思ってもいましたが
いやいや、今のあややを見たらね
もう皆まだまだだな、と
まだまだ、ってのは逆に言えば伸びしろが幾らでもある、ということ
そりゃね、正直、5年後に14人全員揃ってる、とか思ってません
そこまで楽観的にはなれませんけどね
けど…あの松浦亜弥があんな素敵な子だったのが
更にあんな進化を遂げて今の松浦亜弥がある
そう思うとね
先述のあの子を含めたあの子達の5年後
その頃まで生き残れた『強者』の勇姿
それを見るまではまだまだヲタは辞めれないな、と
松浦亜弥のステージを見て
そんなことを思ってしまった次第であります





そうかー5年後のかっぱ様19歳…
多分、すげえんだろうなぁ…
正直、あのかっぱ様が進化した姿って…想像つかないな…
別に今が完成形、とも思わないけど…