10/3愛知県勤労会館でのキューティーJUMPの夜公演の件

それは夜公演のこと
友人との連番でこの在家に提供されたチケットは
15列25番と書かれていた



中に入ると…それはもう素晴らしい席であった



大体の℃-uteコンがそうであるように
愛理ヲタはセンターブロックが最もありがたいのだが
今回のキューティーJUMPは特にその傾向が顕著であり
そのためにセンターブロックがやたら黄緑色が集まる傾向にあった
そんな中で25番というのは最中央席の1席ズレであった
それだけでも十分な良席であるが
この15列という列
この列もかなりのクセものであった
大体のホールがそうであるように
この勤労会館も後ろに行くにしたがって傾斜がついており
そしてその傾斜のために
丁度この15列辺りが愛理と同じ目線の高さ
つまり愛理が普通にまっすぐに指を指すと
それは全部この辺りの席を指すことになるのである



更にこの在家信者
一部では大魔導師の名で通っている様に
この年齢までの修行の賜物で
思わぬ魔法を発揮するときがあるが
その魔力が開放された日が丁度この日であったようで
何と自分の隣の
センター最中央に人が来なかったのであった
そう、つまりセンター最中央にも立ち放題
それが何を意味するか?
そう、ほぼ常時、愛理0ズレ確保である
しかも…愛理と同じ高さで…



一発目はEVERYDAY絶好調のときに来た
ここでEVERYDAY絶好調のダンスを思い出して頂きたい
『突破しよう 自分で』の部分だ
あの部分で弓を引き絞るようなフリがあるが
そのフリのとき
僕が愛理を射抜こうと構えると
愛理が…愛理が僕を射抜こうとしてるではないか!
いや、実際は射抜かず
ピースサインを振り下ろすのだが
その振り下ろされるのも僕に向けてなのだ
な…何なんだ!?これは?
愛理が…愛理がこの在家信者しか狙ってないかのような振舞い
いや、これではまるで
会場は愛理と自分しかいないみたいではないか!
確かにこの在家信者
ステージ上には愛理しか見えないくらい愛理に集中している
残念ながらそれがヲタという生命体の生き様
それは他のメンバーには申し訳ないがご容赦願いたい
しかし、だ
多くの観客の前にした愛理が
まるでこの在家が愛理しか見えてないが如く
この在家ばかり狙うのは如何なものか?と
そんなことを考えているうちに
更に恐ろしいことが起こったのであった



それはほめられ伸び子での出来事
「そんでもって伸びていく ほめられ伸び子よ」
この「伸び子よ」の部分は正面を指差す振り付けであるが
指された指の丁度延長上に
自分がいたのだ
そう、高さも左右も丁度完璧に
余りに完璧だったので
コンサート中
それどころか普通に曲の途中にもかかわらず
在家信者、思わず崩れ落ちてしまう



そして遂にその時が来た
この在家信者が
いや、全ての愛理ヲタが今回のツアーにおいて
特にセンターブロック
その中でも特に真ん中を狙う理由である
「残暑 お見舞い 申し上げます。」
空いている隣の最中央席ににじり寄り
愛理0ズレ同目線での『残暑』を聴き、そして観た
コレを表現する言葉はこの在家
持ち合わせてはいない
何と言うか…心と頭が飽和してしまった
それは嬉しいのか悲しいのか
楽しいのか辛いのか
美しいのか醜いのか
素晴らしいのか下らないのか
何がどうなのか
正直、よくわからなかった
ただ、一つだけわかったこと
それは…愛理が凄く好きだ、と
どうしようもなく好きだ、と
それだけが分かったのであった



いつもより遥かに長い、残暑後の意識の断絶の後も
愛理はまるで会場にはこの在家しか観客がいないかのような振舞いを続けていた
最後の都会っ子 純情が終わり会場を出たとき
何とも言えない疲労感に襲われていた
それはいつものコンサート終了時の肉体的疲労とは明らかに異なっていた
そう、精神的に疲労していたのである
余りに愛理を被爆し過ぎて
心が満腹であった



そして困ったことに
名古屋での現場の後にいつも行くとんかつ屋『比呂野』で
余りに精神的に満腹状態にあったため
初めてご飯もキャベツも赤だしもお代わりせずに帰ってきた
そう、全て愛理が悪いのだ
愛理が余りに愛理過ぎたから…



いや、そうじゃない
愛理はいつも通り愛理だった
いや、寧ろいつもより調子が悪いくらいだった
ただ、太陽を観察するときは
専用フィルターを用いないと失明するのと同様に
愛理を観るためには
それ相応の距離を取らないといけないのだ
それをしなかったから…
こんなに愛理のことばかり考えてしまうのだ
翌日も延々と愛理のことを思って
1日中、コンサートソロDVDを観ているハメになるんだ



嗚呼…愛理ぃ…